「月と星」

青い海の中には
遠い空の色がある
浮かぶその記憶の花は
優しい愛の波紋

移る波はざわめき
そよぐ風を連れてくる
浮かぶその涙の花は
あなたの眼(まな)の色

深い 永遠の色をした
この都市(まち)で 待ってるの
唄うほど痛み忘れていく
遠いあの 金の月


灯る夢は幾度も
同じ場所で立ち止まる
決して行けはしないのは
結末(おわり)を忘れたから

掴む腕はこぼれて
銀の砂と還るのは
ここに生きているあなたを
抱きしめられぬから

深い 永遠の色をした
この都市で 待ってるの
唄うほど想い忘れていく
遠いこの 星の果て


深く 永遠を願いながら
消えていく 時のように
想うほど光忘れていく
遠すぎる 月と星